2012年6月28日木曜日

シャッター

この頃は慣れた開店と閉店準備。全然大したことではないのですが、初めて一人でやったときはちょっと大変でした。
実習の期間中、毎日開店から閉店までいて、店主がやっているのを見ていたので、開店はシャッターを手動で上げてドアの鍵を開けて、閉店はその逆…なんてことは知っていたのですが、実際にやってみたらシャッターの重いことにビックリ。

初めて一人で店を開け閉めすることになっていた日、午前中によその試飲会で以前手伝いに来ていた子とばったり。彼に「え〜〜君があのシャッター開けるの?がんばってねーー」と言われました。たしかに店主も「このシャッターは重い」とこぼしてはいましたが、そんなに大変そうに見えなかったけど…?と思いつつ、曖昧に笑顔を返しておきました。そして開けてみたらやっぱり重かったのです。店主はいつもやってて慣れてるんだろうし、力持ちなんだなあ。「なめてました、すみません」って思いました。

でもそれはまだ序の口だったのです。実は下げる方が大変!
まずはひっかけ棒みたいなもので半分くらいまで下ろせたのですが、その後、シャッターはびくともしない…。うーんうーんと一所懸命下げていたら、急に軽くなり、ガラガラ下がり始めました。気づけば通りすがりの男の子が手を貸してくれていたのです。途中でひっかけ棒を中にしまわなければいけないのでストップかけたら、「お腹が空いていると力が出ないんだよね〜」と手を差し出されました。は????よく見たらさすらい系の若者。つまりお金をせびられた…。仕方ないのでちょっぴりだけあげました。
そして若者は去って行き、またもや一人で格闘。今度は(普通に優しそうな)男の人が近づいて来て、「向かいのコインランドリーで洗濯が終わるのを待ってて、さっきから見ていたけど、かなり大変そうですね、手伝いましょうか」と声をかけてくれました。ちょっと絶望的になっていたので、ありがたくお言葉に甘えることに。そうしてやっと二人掛かりでなんとか閉め切ることができました。手伝ってくれた男性も「こ、これはかなり重いね…」と辟易していたほど大変だったのです。
私は次の日、全身筋肉痛になりました☆ シャッターおろすだけで筋肉痛。先が思いやられるというか、情けないと言うか…。

でも、男性の手を借りても下ろすのが困難とは、何かおかしい。店主はいつも一人で下げているんだから、私が見逃したコツがあるにちがいない。
店主に聞いてみたら、そのコツとは、途中まで下げたら一旦引き上げ、はずみをつけて下ろす、というもの。そうかあ〜、その「はずみ」がなかったからダメなのね〜。
店主に顛末を話したら、「うーん、油もぬっておかないとダメだね」。
でもしばらく塗ってくれなくて、やっぱり大変なのでした…。
一度などは、思いっきりはずみをつけて下ろしたら肉離れをおこしてしまった!

最近は、他のお店でシャッターを下ろしているところに通りかかると、電動なのが多く、羨望のまなざしを向けてしまう私です。

0 件のコメント:

コメントを投稿