2012年7月1日日曜日

試飲会の一日

昨日の土曜日、私の働いているワイン屋で試飲会がありました。
年に一度、毎回この時期にやっているそうです。
以前働いていた人に「オーガナイズは店主に任せず、率先して進めた方が良いですよ〜」と助言いただいたのですが、初体験の私にはどう展開するのか全く予想できず、結局(というかやっぱり)ドタバタな一日となったのでした。

当日の朝はいつもより一時間早く出勤…にも関わらず、試飲会予告開始時刻の11時にセッティングが間に合わず。
今回は店内ではなく屋外での試飲会。お店の前の路上にテーブルを設置する傍ら、「テーブルクロスがひとつしかないから半分に切って」と渡されたのはベッドシーツ(なんでお店にベッドシーツが置いてあるんだろう?とずっと不思議に思っていたのですが、謎が解けました)。参加の生産者さんたちも、「本当に始まるのは何時かな?」と半分冗談を言いつつ準備を手伝ってくれました。そんな状態でも、午前中は来店客も少なく、お天気も良くてのんびりした雰囲気。といっても、その裏で、私は参加生産者さんたちがその日に納品したワインを必死に売り場に並べ、店内整理に追われていたのでした…。

お昼が近くなって、店主の友達がテリーヌやサラダ、タルトなどを作って持ってきてくれました。みんなでそれをつまみながらのテイスティング。食事エリアが出現したので、テイスティングは一旦道路の向こう側へ移動。みなさん、渡る時は車に気をつけて〜。

午後の早い時間まではまだ人も多くなく、私もお昼を食べたりこんな写真を撮ったりする余裕がありました…が、時間が経つにつれ、どんどん人が増え、洗っても洗ってもグラスが足りない!という状態に。

快晴だったので、屋外でのテイスティングは気持ち良く、陽気でなごやかな雰囲気でしたが、日差しが強くて暑いこの状況はワインにとっては辛いもの。冷たくして試飲してもらう白ワイン用のワインクーラーの氷もすぐ溶けてしまって困りました。うちのお店に製氷機などないので、近くのカフェに氷をもらいに行ったのですが、あまりに何度も往復したので、嫌味を言われたりすごーーーーく嫌な顔をされたり。まあ当たり前ですよね…。
次々と空く瓶も、片付けが追いつかない。建物内のガラス類専用ゴミ箱もついに一杯に。仕方がないので、すぐ近くにある公共のガラス類専用コンテナに捨てに行きました。お店に戻ろうとしたら、コンテナの隣のカフェから氷がいっぱいのバケツを手にした店主が出てきました。ん???二人とも出払ってた?…ってことは、お店に誰もいない!?
でも生産者さんたちもいるし、常連さんもいっぱいいるので、あまり心配していない二人。店主もげらげら笑っていました。(なんてユルい店なんでしょう…。)

本当にたくさんの人が集まってくれて、試飲会というより交流会という感じでした。私は働く側だったのであまりそれに参加できなかったのは残念…というか、それが働く側の宿命ですね。でもみなさん楽しく過ごされ、満足されたようで、良かったです。

そんなてんてこまいな一日でしたが、以前働いていた人たちや店主の親しい友達が手伝ってくれ、なんとか無事に終えることができました。とっても疲れて、途中「もう帰りた〜い」とまで思ったけれど、やっぱり特別で忘れがたい経験、思い出深い一日となりました。

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