2012年11月18日日曜日

今日のワイン:Audrey et Christian Binner "Riesling, ça gazouille!!" 2009


11月の第三木曜日、ボジョレ・ヌーヴォーが解禁になりました…が、今回はその前の週に飲んだアルザスワインについて。

以前、お店で瓶詰めをするので樽を運び込んだとき、手伝ってくれた人たちに店主がお礼で一杯ふるまったワインが美味しくて、また飲みたいなと思っていたのでした。
それが、アルザス地方、ビネールという生産者のリースリング「サ・ガズイユ」2009年。

アルザスワインは一品種のみでつくるのがほとんどで、ラベルに品種名を明記するのが慣例です。(例外で、数品種をブレンドした「Edelzwiker エーデルツヴィッカー」があります。)今回のワインの「リースリング」は品種名。そして「サ・ガズイユ」という名前がついていますが、ガズイユの原形、ガズイエ(gazouiller)は「つぶやく、さえずる」という意味で、英語にすると「it tweet」みたいな感じでしょうか。でもワインについてだと「炭酸ガスがある」という意味合いで使います。
なので、かなり炭酸ガスがあるのかな?と思って開けてみましたが、ほとんど感じませんでした。

しかし!
おそろしく美味しい!!

ふくよかなぶどうそのもののジューシーさとすっきりした酸。ミネラルがあり、そしてとても香りが高い。
アルザスワインはだいたいにおいて香りが強いのが特徴ですが、リースリングはその中でもおとなしめな印象がありました。たしかにゲヴェルツトラミネールとかピノ・グリのような、ものすごく独特なアロマというわけではないのですが、これはやっぱり香りが高くて「アルザスワインってこうなんだな〜」と実感。

これで12ユーロ(当店価格)は安い!(今のレートで日本円に換算すると1200〜1300円でしょうか。)

残念ながら、お店ではどうやらこれが最後の一本だったよう。
っていうか、私は2本しか見てないんだけど…?またどっかから発掘されたものだったのかな…??

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