2012年12月7日金曜日

今日のワイン:Cathy et Jean-Luc Gauthier "Biojô Nouvo 2009"

話題が遅れてるなと思いつつも、ボジョレ・ヌーヴォー続きで。

地下倉庫に置いてあって「なんだろー、売り逃したのかなー」とこわごわ触らずにいた2009年(3年前!)のボジョレ・ヌーヴォー。今年の5月か6月くらいに、店主が一度開けてみて、香りをとったらむせたので「?」と思いつつ笑ってしまった。でも、実際、私もむせました…。炭酸ガスが鼻から入ってしまってね。この炭酸ガスは再発酵からきたものではないかと思うのですが、まだまだフレッシュな果実味も残っていて、なんだか特異なボジョレ・ヌーヴォーであることに間違いなし。

そして、その試飲後、売り場に出なかったのでどうするのかと思っていたら、つい先日、店主が「2本だけ店頭販売する」と地下から出して来ました。「お客様にはカラフするように言って」と注意を促されました。まあ、それは当然ですかね。あれだけ炭酸ガスがあればね…。

これ、実は、先日飲んだエリーズ・ブリニョのお兄さん、ジャン=マルク・ブリニョがワイン造りを担当したらしい。
ジャン=マルク・ブリニョのファンの夫に「興味ある?」と聞いてみたら「もちろん!」と即買い。

店主によると、リリース当時は非常に還元的な状態(酸化の反対で、酸素とのコンタクトからほど遠い状況、それにより独特な香りがよく出てくる)で簡単には飲めたものではなかったそう。
それで一旦お蔵入りだったのかーと納得。

今でもワイン自体はかなりの炭酸ガスに保存されている状態。抜栓直後は、多少アグレッシブな雰囲気さえありました。多分残っていた糖分をもとに再発酵したと思われ、かなり辛口。でも、段々とひらいてくると、小粒な赤い果実の風味もあって、タンニンもしっかりあって、嫌いじゃない。っていうか、美味しい。凛とした酸も一貫していて。
でもやっぱりどこか不思議なワイン。個性的とはこういうことなのでしょうか。

で、結局、2本目も購入。
って、日の目をみた2本の2本とも、私が買ってしまった…。
店主にはわざわざ言ってないけど、言ったら笑われるだろうな〜。いや、もしかしたら「あーそうなんだ、わかる」と納得されるかも?

できれば、もう一回飲んでみたい!

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