2013年12月23日月曜日

今日のワイン : Mito Inoue "Chicchi" 2011 & Patirick Desplats "VY" 2012

先週、去年の暮れに知り合った日本人のワイン生産者、ミトさんがパリに来ていて、お店で一緒にアペリティフをすることに。残りわずかのロゼワイン「チッチ」を持ってきてくれました!
ミネラルの感じられる辛口ロゼ。しっとり感のあるテクスチャーで、きれいなワイン。奥深そうで、寝かせておくと成長するのかも。もう在庫がほとんどないというのが悲しい。(あっても私には高くて買えないが…。)

その後、みんなで馴染みのビストロ、ケヴィンのお店へ。
メトロで移動し、グラン・ブルーバールの駅を出たところでサンタのバイク集団に遭遇。呆気にとられつつ見入っていたのですが、少なくとも150台くらいは目の前を通って行きました。キリがないのでビストロへ向かいましたが、その後もまだまだ続いていてスゴかった!いやあ、クリスマスですねえ。…って、何で写真を撮らなかったのかと悔やまれる…。バカ〜!

というわけで、何だかんだでケヴィンのビストロに遅刻で到着。「お腹すいた〜!」と、席に着くなりメニューに目が釘付け。ワインは、うちの店主と一緒だったので彼におまかせ。お店に置いてないやつってことで選んだのがコレ。
パトリック・デプラの「VY」2012年。
実はその前々週にもケヴィンのお店で同じ物を飲んで、美味しくて、「パトリック・デプラって誰だ?名前聞いたことあるような…」とぼんやり思いつつ、ちゃんと特定しようとしてなかったのですが、Domaine des Griottes(ドメーヌ・デ・グリオット)の片割れ、パットのことだった!そうだった!(ちなみにドメーヌ・デ・グリオットはババスとパットの二人でやっていましたが、2011年に解散しました。)
ロワール地方、アンジューで造られた、カベルネ・フラン100%のワイン。
私は個人的に、カベルネは青っぽさが出ると全然ダメなのですが、これは本当に果実味だけ。タンニンも細かくて、少なすぎず多すぎず。
前菜はみんなそれぞれ違うものを頼んだのですが、セヴィーチェ(南米の刺身サラダ)にもタイ風牛肉サラダにも、何にでも合わせられてビックリな「マジック・ワイン(by ミトさん)」!特に、山羊のチーズのトーストの、ちょっとこげた味のあるところに一番合ってたかな。
メインの頃には一本空いてしまって、「じゃあ次、何頼もうか?」ってことで、またうちの店主にチョイスをおまかせして、別の生産者で、同じくロワールのカベルネ・フランのワインを頼むことにしたのですが、ケヴィンが地下カーヴに探しに行ってくれている間に、「…ねえ、このまま同じので良くない?」と誰となく言い出し、「うん、そうだよねえ…」と、実はみんなひそかにそう思っていたことがわかり、ケヴィンが栓を抜く直前に「ちょっと待って!!」とストップをかけ、2本目も同じワインにすることに。ケヴィン、「モノマニアックめ!」と苦笑。ごめーん!
でも、本当に、それぞれ違うものを食べていて、それもお魚や豚肉・牛肉とバリエーションに富んだこのシチュエーションにパーフェクトなワインでした。

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