2013年12月1日日曜日

Salon des vignerons indépendants(小規模ワイン生産者展示会)

もう12月!時間が経つのは早いです…。
今年も試飲会シーズン真っ只中。

今日はパリで最大のワイン展示会、Salon des vignerons indépendants(小規模ワイン生産者展示会)に行ってきました。

この展示会、とても有名ですが、実は私は行くのが初めて。今まで、大き過ぎてまわりきれないのは当然として、どうしてもテイスティングしたいという生産者もいなかったので、興味がわきませんでした。ところが今回、お店にアルザスのビネールから展示会への招待状が届いていて、「参加してるんだ!?」と意外だった反面、ビネールに目的を絞って行くならいいかな?と思い、出向いてみました。

そんなわけで、特に気合いも入っておらず、会場に到着したのは日が暮れてから。
最寄り駅についたら、逆行でワインを抱えて帰途につく人々とすれ違いました。すごい人の流れにびっくり。いつも参加生産者が15人程度の試飲会ばかりなので、この人の多さは新鮮です。

中も広い!

入ってすぐ、ちょっと浮気して、クリスマスシーズンに店主が特別に注文するシャンパーニュ、ピエール・モンキュイをさくっと試飲。それから目指すビネールへ。
スタンドに着いたときは少し人がいて待つ状態でしたが、さすがに日曜の夜となると空いてきました。じっくり粘って(ヤな客だったかも)スタンドで売っているほぼすべてのキュヴェを試飲させてもらいました。

私のいた間に出入りしていった試飲客をみていると、アルザス特有のリースリングやゲヴュルツトラミネールといった品種のワインだけ選んで試飲する人が多かった。それと、それらの品種のヴァンダンジュ・ターディヴ(遅摘み)やセレクション・ド・グラン・ノーブル(貴腐ワイン)といった極甘口ワインも人気でした。

私としては個人的に蒸留酒、オー・ド・ヴィが面白かったです。
「リ・ドュ・ヴァン」といってワイン醸造過程でできる澱を蒸留して造ったものと、「マール・ド・ゲヴュルツトラミネール」といって遅摘みのゲヴュルツトラミネールを圧搾した後の果帽から造った蒸留酒は、ワイン醸造家ならではのオー・ド・ヴィ。前者は甘みがあり、後者は香り豊かながらも意外とやや辛口に感じました。
それと、さくらんぼ、フランボワーズ(ラズベリー)、柊の実のオー・ド・ヴィを試飲させてもらいました。さくらんぼはほどよい酸味があり、フランボワーズはほんのり甘い。それぞれ果実の味が感じられます。柊の実は少し薬草風味。

結局、大好きなオクセロワとピノ・ノワール、さくらんぼのオー・ド・ヴィの3本を購入。
うーん、ゲヴュルツとかリースリングとかセレクション・ド・グラン・ノーブルとか買ってる人ばかりの中で、私の選択ってかなり偏ってたな…と自分で思いました☆

ちなみに、もうこれだけ広いと何を見たらよいかわからないので、ビネールの試飲を終えた後は脇見せずにとっとと退散。本当に(ほぼ)ビネールだけで終わった巨大展示会でした。

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